POP2*5

過去にはてなダイヤリーで連載してた連載コラムのアーカイヴです。

■世界一使えない編集者入門(覚え書き)

「Flash Media Live Encoder」を使ったustream高画質配信をやってみる。

先日は、4月16日23:00から行われたustream試験放送第4回「テクノポップ映像祭エクストラ版」にお付き合いいただき、ありがとうございました。各所でRTしてもらったおかげで、過去最高の150人近くの視聴者を得ることができて大喜び。タダでさえ音楽を使うust…

実録! ustream試験放送パート2「80年代テクノポップ映像祭」の技術報告

昨晩(4月9日)深夜に放送した拙者企画のustream試験放送第2回をご覧になった皆様、お付き合いありがとうございますた。前回は日曜日深夜だったため翌日が平日ということで、甚だ迷惑な日程での放送だったが、今回は週末に切り替え。第1回の最大のライバル…

実録! デスクトップ生中継「ustream」体験記〜音楽番組編〜

あー、楽しかった。昨晩(4月4日深夜)、その日の昼に突然思いついてやってみたustreamの生中継のDJショー。Twitter上で昼間に一回告知しただけだったが、RTで宣伝にご協力いただいた方も多くおられて感謝。次の日は平日だというのにかかわらず、夜中3時終了…

雑誌『テッチー』(音楽之友社)の思い出

このところ、えらく音楽ジャーナリズム批判が続いていて、読み直すと青すぎて恥ずかしいな。まるで20年前の血気盛んな若かったころみたいだ。『ミュージック・マガジン』批判だって、ただ憎くて言ってるわけじゃないよ。感性を育ててもらった恩も感じてるが…

一風堂CD BOX『MAGIC VOX 一風堂 ERA1980-1984』との関連について、あくまで私感として。

MAGIC VOX 一風堂 ERA1980-1984(DVD付)アーティスト: 一風堂,土屋昌巳,見岳章,糸井重里,ピーター・バラカン,R.ARGENT,仲畑貴志,竜真知子,GILES DUKE,来生えつ子,坂本龍一出版社/メーカー: Sony Music Direct発売日: 2006/12/20メディア: CD購入: 1人 クリッ…

謹賀新年。2010年のご挨拶

あけましておめでとうございます。昨年末、体調不良から風邪を患い、抗体力が衰えたためか、なかなか回復しないまま年をまたぐこととなり、三が日を超えた昨日あたりでやっと通常営業モードに。風邪菌ってホントにイジワル。おとなしくしてなきゃ直らないん…

「ムーンライダーズ vs. フリッパーズ・ギター」の対立の構図について、Twitter風につぶやいてみた。

前回のハンマー・レーベルのエントリをアップしたあと、読者の方々から、はてブやTwitterで意外な反応をいただいた。「ムーンライダーズとフリッパーズ・ギターって対立してたの? 本当に?」というもの。フリッパーズの2人が雑誌などのメディアで、特定の…

80sニュー・ウェーヴと渋谷系を繋ぐミッシング・リンク「ハンマー・レーベル」のこと

オーディナリー・ミュージックアーティスト: オムニバス,戸田誠司,bargains,microstar,マイクロスター,Marble Fudge,辻睦詞,Marigold Leaf出版社/メーカー: ウ゛ィウ゛ィト゛・サウント゛発売日: 2009/09/23メディア: CD購入: 8人 クリック: 200回この商品を…

Twitter始めました。笑わば笑え(笑)

Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 (新書y)作者: 津田大介出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 2009/11/06メディア: 新書購入: 42人 クリック: 1,559回この商品を含むブログ (284件) を見る 表題の通り。Twitterによる発信を、少しづつだが始める…

加藤和彦追悼と「ALL TOGETHER NOW」の思い出

先のビジネスのエントリで、ちょうどサディスティック・ミカ・バンドの話が出てきたので、たまにはコラム風の私的エントリを書いてもよいだろう。加藤和彦氏の逝去のニュースは、生涯ずっとファンを続けていた小生にとっても、かなり大きな“事件”だった。編…

新しい来訪者の方々へ。「POP2*5」とは何か?

現在、「POP2*5」のタイトルで暫定的に更新しているこのブログ。検索エンジン経由でこのブログに辿り着き、最近になって定期購読し始めたという方もおられてありがたいばかり。ところが、トップを見れば謎のコミックが並び、アーカイブを辿ると文字ばっかり…

社会学者・鈴木謙介についてつぶやいてみる。

当初は別に非難するつもりもなく、ただのウォッチの対象に過ぎなかったTwitter。しかし交わされる内容の中身の空虚ぶりには、目を覆いたくなるものが多い。というか、このネタの宝庫を誰もつっこまないのが不思議なほど。 ソフマップの店頭デモを見ながら、 …

STUDIO VOICE休刊について、twitter風につぶやいてみる。

噂ではすでに聞いていたが、確証を得るまで書くつもりはなかったけど、すでにニュースサイトで取り上げはじめたみたいなので書いてもよいだろう。サブカル系雑誌の最後の牙城だった『STUDIO VOICE』が今夏で休刊になるという。編集部内にも執筆者にも多くの…

Twitterのこと、プロ/アマを分け隔てるものについての考察

(1) 先日ここでも取り上げた、「ささやきブログ」とも称される“リブログ”という存在がある。いわゆるtumblrとか Twitterがその代表的なものだろう。「ミニブログ」とも言われる通り、字数制限がある短文向きのサービスで、写真や他のソースからの引用文が…

JASRAC DISCOさんのエントリを読んで思ったこと。

先日のエントリで、批判コメントを寄せていたJASRAC DISCOさんのブログを紹介し、 それに反駁するかたちで、当方のブログ運営についての考えを表明させていただいた。 その後、件の批判文はなぜか消去されてしまったが、 それに代わるカタチで、新しいエント…

JASRAC DISCO(輸入版)のエントリへの反駁

このブログへの批判エントリが「JASRAC DISCO(輸入版)」というブログに挙がっていた。内容はさておき、一つの典型的なパターンが見られる内容だったので、これについて解説しておくのは、それほど「無粋」ではないだろう。相手方のコメント欄に書こうと思…

誰でも上達する! POP2*5的「マンガの描き方講座」PART4

COMICSTUDIOPRO 4.0出版社/メーカー: セルシス発売日: 2007/09/28メディア: CD-ROM購入: 13人 クリック: 200回この商品を含むブログ (25件) を見る 先日いただいた、これまた別の「絵の仕事」(単行本)の準備のために、このところ図書館で大脳皮質や記憶回…

うざったいので上記マンガのコメの話題独立させました。

またこいつ。 『大半のランカーの人が特典意識して人気版権を選んで描いてるじゃんか……』好きで描いていて結果的にランキング入りしてしまったような方は……? (junkMA) この質問型にどうやって答えればいいというんだろう。まただよ、ブログ書く気もないヤ…

ったくもー、「つぶやきブログ」批判のエントリについての再解説

先日のエントリで「つぶやきブログ」(リブログ)について、ちょっとシニカルに書いてみたら、またぞろ脊髄反応でここを攻撃している人がいて呆れてしまう。まったく、文章というものが単なる単語やフレーズの羅列ではなく、「文脈」によって物事を喚起させ…

似顔絵のアナロジー

先日、ライヴドアが技術提携して、「pi●iv」ユーザーが個人のギャラリーを一般公開できる「pi●ivブログ」がスタートしたが、さっそくこのブログ内でここのエントリを取り上げ、一方的で浅い批判が展開されていたりしてホントーに辟易する。基礎的な教養が抜…

面白辛口コラム「「pi●iv」とアンカーとオタクの話」(すねふぃん、bardiche-assaultを叱る)

けいおん! 1 (初回限定生産) [Blu-ray]出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2009/07/29メディア: Blu-ray購入: 14人 クリック: 200回この商品を含むブログ (201件) を見る 今回のテーマは、こないだのエントリで私感をさくっと述べ、わざわざヘッダに…

「POP2*5」は、サブカルか? ヲタクか?(すねふぃん心のつぶやき)

ちょっと短めに心情吐露を。普段、星もブクマもほとんど付かないような底辺ブログなので、先日取り上げた『けいおん!』を検索して、初めてここを訪れて知ってもらった読者がたくさんいて、反響をいただけることはとてもありがたい。まあ中に数人おられる、…

板倉文、小西康陽ほか参加オムニバス『別天地』(オーダーメイドファクトリーで受付中)

リニューアル準備期間ですが、今回はちょっとコマーシャル。86年にエピック・ソニーからリリースされたオムニバス・アルバム『別天地』が、ソニー・ミュージックエンタテインメントのオンラインショップ「オーダーメイドファクトリー」の復刻候補カタログに…

誰でも上達する! POP2*0的「マンガの描き方講座」PART4(アーカイブ編)

ハッピーフライト 創作ノート (キネ旬ムック)作者: 矢口史靖出版社/メーカー: キネマ旬報社発売日: 2008/11/05メディア: ムック購入: 2人 クリック: 1回この商品を含むブログ (6件) を見る キネマ旬報社から出た矢口史靖の絵コンテ集『ハッピーフライト』読…

音楽史の中でテクノ・ミュージックを語るということ

前回紹介した「テクノ歌謡」30周年を記念した11月からの怒濤のリリースについて、今回は第1弾としてここに情報を載せてPRしようと思っていたのだが、まだ未確定な要素が多いため見送ることにした。その代わり、音楽ポータル「ナタリー」のご厚意で、先に…

世界が100人の谷村奈南だったら……。

苔とティッシュ。この一見、なんら関わりのないものが組み合わさると「コケティッシュ」になる。 コケティッシュ……その甘美な響きは……。 もう酔狂はよそう……。冗談はやめて、まず菊池桃子。 じゃなかった、谷村奈南だ。うー、たまらん(絵は似てなくてごめん…

帰ってきたすねふぃんの巻

ああ、あれは半年前のこと。Perfumeに恋い焦がれた青年、snakefinger(以下、すねふぃん)は、タイムマシンで過去と未来を往復するというふらちな行為を働いたために、時の支配者の怒りを買って、猿が支配する惑星に一人取り残されてしまう。それを見守るの…

Perfumeがあんまり出てこない「Perfumeマンガ」その5

去年11月にやっとPerfumeの存在を知ったというほど情報に遅れていた主人公snakefinger(以下、すねふぃん)。「ああ神様。もっと早く彼女らに会わせてくれればよかったのに……」と愚痴る日々であったが、ある日ハタと気がついた!「そうだ、タイムマシンで過…

Perfumeが出てこない「Perfumeマンガ」その4《ニセPerfume登場の巻》

東京カルチャーカルチャーでやったイベント「POP2*0ナイト」が失敗に終わった主人公snakefinger(以下、すねふぃん)。「やっぱ集客力のあるゲストがいないとなあ……」とボヤくも、大ブレイクしてしまったPerfumeを呼ぶのはもはや不可能。だが、彼は閃いた!…

帰ってきた、Perfumeが出てこない「Perfumeマンガ」その3

18世紀フランス、下水道が整備されてなかったパリの街は悪臭にまみれていた。貴族の匂い消しとして香水がもてはやされた時代に、主人公グルヌイユは、セーヌ河沿岸のウンコの匂い漂うの魚市場で運命的に産み落とされた。 彼には何キロも先の匂いをかぎ取るこ…