POP2*5

過去にはてなダイヤリーで連載してた連載コラムのアーカイヴです。

帰ってきたすねふぃんの巻


ああ、あれは半年前のこと。Perfumeに恋い焦がれた青年、snakefinger(以下、すねふぃん)は、タイムマシンで過去と未来を往復するというふらちな行為を働いたために、時の支配者の怒りを買って、猿が支配する惑星に一人取り残されてしまう。それを見守るのは自由の女神ならぬ、芸能の神アミューズ

「お前にはまだまだ未来があるはず。助けてあげましょう」。芸能の神アミューズのはからいによって2008年に戻ることが許され、『アポロの歌』的な展開で一命を取り留めた。ついでに言うと、このマンガも手塚治虫『フースケ』のパクリだ。(タイムマシンの絵が難しいので、使い回しスマン)

2008年と言っても戻されたのは、すねふぃんが旅だってから半年後。不在時の出来事を新聞で確認するすねふぃん。わずか半年後でありながら、世の中の流行がこれほど変わってしまったとは!

すねふぃんのアルターエゴこと友人Tのもとを久々に訪ねると、当然のように不義理を責められる。「お前なあ、2008年の上半期は悲惨だったんだぞ」。売上金額計上のために、11月に3冊も本を出さねばならないTにやつ当たられる。

つーかTのほうこそ、ブログの更新ほっぽっといて、半年間何をやってたんだと問い詰められる。「え? やってたよ仕事。LOGIC SYSTEMの紙ジャケ復刻のライナーだろ。原稿書きすぎて入らなくなって、ブックレット作ることになっちゃった(笑)。アップルストアの松武さんイベントの司会もやったし。レココレからLOGICの原稿頼まれたのは驚いたな。あんなに悪口言ってたのに……(笑)。あとは学研『大人の科学』だろ、日外アソシエーツ『日本の作曲家』や戸川純ベストを手伝ったり、後藤次利やらアート・オブ・ノイズの復刻やらもろもろな」。本業の編集でも、amazonで2位まで上がったヒット本『vege dining 野菜のごはん』、今田耕司東野幸治が出ているCBCの人気番組『ノブナガ』の単行本『笑える社会見学』、インターナショナルスクール卒業生が初めて書いた国際学校入学の手引き書『OBトーク インターナショナルスクール入門』などの編集を担当したってことを、さりげなく付け加えるTであった。「お願いだから買ってね!」(T)

久々にTのCD、DVDラックをチェックするすねふぃん。DVDコーナーに、まったく観てなかったはずの韓流映画作品が並んでいるのに驚く。なんでも、仕事で知り合いになった芸人の江頭2:50さんに勧められて、韓流映画を見始めたら、あまりの面白さにハマってしまったらしい。「キム・ギドクってさ、あれはパゾリーニだよね」などと、若葉マークの韓流映画ファンのくせに知ったかぶりの軽口を叩くT。

すると突然!

な、なんと、Tの正体は神、メンフィスであった。

モンスターエンジン、パクってみました」。年末までに本がたくさん出たり、イベントがあったりするのに宣伝費がまったくないので、ゲンキンなことにブログを復活させた小生。いろいろ楽しい催し物を用意してますんで、ぜひともチェキラ! しかし、もー誰もここ見てないだろうな……(涙)。