POP2*5

過去にはてなダイヤリーで連載してた連載コラムのアーカイヴです。

2006-01-01から1年間の記事一覧

016

更新サボっていてすいません。私の近況など。

それまで頻繁に更新していたブログを、パッタリ放置することとなってしまい、一部の方にご心配おかけしてしまった。本当に申し訳ありませぬ。本業がそろそろ忙しくなり、それどころではなくなったというのが主な理由だが、ごく僅かでも私の仕事に関心を持っ…

ムーンライダーズ『ムーンライダーズCM WORKS 1977-2006』(ソニー・ミュージックダイレクト)

MOONRIDERS CM WORKS 1977-2006アーティスト: ムーンライダーズ,ハンバートハンバート,鈴木慶一出版社/メーカー: Sony Music Direct発売日: 2006/12/20メディア: CD購入: 1人 クリック: 63回この商品を含むブログ (41件) を見る 今年、2006年は「東京一の古…

無題:中野坂上ジョナサンにて。名優・藤岡琢也に追悼。

丹波哲郎に続いて、藤岡琢也も逝去。昭和の名優が次々と鬼籍に入っている。藤岡琢也と言えば『渡る世間は鬼ばかり』や「サッポロ一番」のCMで認知があるだろうが、私にとって印象深かったのは、25年前にやっていた森繁久彌主演のドラマ『天山先生、本日も多…

課題をもらったので、iPodによる音楽業界の影響について考えてみた。

ドラマ『のだめカンタービレ』第1話を見た。視聴率的にも健闘したみたいだし、まずまずといったところか。フェアじゃないかもしれぬが「ありものをドラマ化した」ということで、先週スタートした長澤まさみ主演『セーラー服と機関銃』と比較しちゃうと、やっ…

015

無題:中野のロイヤル・ホストにて、明日の仕事の資料作成中

ブライアン・デ・パルマの待望の新作『ブラック・ダリア』がもうすぐ公開。『LAコンフィデンシャル』のジェイムズ・エルロイ原作ってことで、情報公開から首を長くして待っていた一作。これは惨殺されるエリザベス・ショート役のミア・カーシュナーの似な絵…

サブカル世代=1965年生まれに潜む「エンタテインメント志向」について吐露してみた

本広本―本広克行の誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくい映画監督のすべてについて教えましょう (キネ旬ムック)作者: 本広克行出版社/メーカー: キネマ旬報社発売日: 2006/09/01メディア: ムック クリック: 9回この商品を含むブログ (3件) を見る…

014

「貴方に本当に音楽が必要なのか?」70%の浮遊層を動かす、モチベーションの創造ビジネス

先日、装丁デザインがアップしたタイミングを見計らって、私が執筆参加したインタビュー集『イエロー・マジック・オーケストラ』を紹介させていただいた。わざわざ取り上げた理由は、制作進行の遅れもあって内容変更の通知が徹底しておらず、ネット通販など…

013

紙ジャケ8cm CDシングル特集。ギザカワユス

以前取り上げた「消えゆくメディア8cm CDシングル」のエントリに様々な反響をいただいたので、その続編を書こうと思っていたら、「8cm CDシングル」の世界にはすでに多くの研究者の方々が! 実際、専門の情報サイトもあるし、8cm CD曲のみを持ち寄る闇鍋みた…

012

イエロー・マジック・オーケストラ『イエロー・マジック・オーケストラ』(アスペクト)

細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏の3人が、YMO時代を振り返る初のロング・インタビュー集。YMOの全アルバムが2002年に、ソニー・ミュージックハウス(現・ソニー・ミュージックダイレクト)から紙ジャケットで復刻されたが、その際に『電子音楽 in JAPAN』を読…

NHKの新番組『ドクター・フー』とBBCラジオフォニック・ワークショップ

今週月曜日(9月25日)から、NHKの衛星放送BS2で知る人ぞ知るイギリスのSFドラマ『ドクター・フー』が始まった。これは63年スタートの歴史ある長寿SFドラマで、現在まで26シリーズ、計700話が作られている。NHKで始まった新シリーズは、主人公ドクターが9代…

『少年宝島』用不採用プロット大公開の巻

今から20年前にJICC出版局(現・宝島社)から創刊された『少年宝島』という漫画雑誌があったのをご存じか? 永井豪が巻頭連載を飾る、同社初の本格漫画雑誌として鳴り物入りで登場したのだが、結局大手出版社の人気漫画誌には勝てずにわずか数ヶ月で休刊とな…

クレーマーの行動パターンに関する悲喜こもごも。

昨日オンエアされた『報道特捜プロジェクト』(日本テレビ)の「イマイが暴く!」のスペシャルが面白かった。これは月一で土曜日昼に放送されている、特集中心の報道番組の人気コーナーの一つ。架空請求や振り込め詐欺、違法な海外宝くじ業者など、ダイレク…

無題:深夜の初台バーミヤンにて。メニューが入れ替わっていて少々まごつく。

吾妻光良とスウィンギン・バッパーズの久々の新作『Seven & bi-dacade』が出る。昔から年齢不詳な人だが、私らの世代にとって吾妻氏は『たけしのスーパージョッキー』の音声マンとしておなじみ。 アヴリル・ラヴィーン。現代のライオット・ガールの象徴。発…

「ビジネスの非常識」が「ヒットのジョーシキ」と化すセオリー(レコード業界編)

新部署で過ごす私の目下のテーマは「いかにしてお金儲けを実現するか?」である。今までマイナーなテーマとチマチマ格闘していた私が、なにをかいわんやという話。昔、仕事していた角川書店がアスミック、エース・ピクチャーズ(現・アスミック・エース)の…

真夜中の人間の消費行動=“いなりずし理論”に、音楽業界再建のヒントあり!?

先週、本業のノルマに追われて更新を怠っていた時期のニュースだが、米タワーレコードが二度目の倒産の危機に襲われた(以前書いた通り、日本のタワレコは一昨年にMBOで完全な暖簾分けを果たしているため、今回の件による実害はない)。私も昔、仕事でシアト…

無題:初台バーミヤンにて。雨天の中、明日のプレゼン資料を作成中

連日、本業の仕事用の資料まとめが続く。更新が滞って申しわけありませぬ。1時間だけ中断して、ざっと手元の雑誌などから抜粋して、ヘッダ用のイラストだけちょこちょこ作業する。これが唯一の息抜きか。 『刑事マガジン』第二号より、リメイク版『犬神家の…

011

コレクターの人生の幕引きを考える。レンタルorダイ?

自分の家のレコード棚を放送局の資料室のように充実させたいという、子供のころからの男の夢がある。実際、先日もレコード会社の方からジャケットを借りたいという依頼があったばかり。存在を認められたというありがたいことなのだが、それほど街のアナログ…

無題:初台デニーズにて、雷で店に監禁状態に。

新譜『B'Day』が出たばかりのビヨンセ似な絵。明石家さんまが大のビヨンセファンなのだが、さんまのブラコン好きは志村けんのサルソウル好きと双璧だな。今年の27時間テレビでは、中居との好きな女性ベストテンやらなかったのが残念。 タッシェンの『Best Mo…

004

ブルーノ・スポエリ『Gl?ckskugel』(Finders Keepers) Bruno Spoerri/Gl?ckskugel拙著『電子音楽 in the (lost)world』で、『Iischalte』(副題「スイッチト・オン・スイス」)を紹介しているスイスの著名な電子音楽作家。以前からコレクター筋で注目され…

アニメ・ドラマ主題歌映像アンソロジーLD大特集

先日、私の刑事ドラマ好きのエピソードを開陳した。オープニング映像で、各刑事のプロフィールが紹介される止め絵のシンクロに、映像の醍醐味を感じていたという話である。私のようなニュー・ウェーヴ世代というのは、思春期のMTV登場時の衝撃的な体験もあり…

010

アニメサントラの意外な仕事発掘!「80年代アレンジャー外伝」その2

週刊誌編集者時代には、ほぼ13年に渡ってカルチャー欄を担当していたが、最後の数年はほとんどデスク担当だったため、音楽、書籍、映画のページは若手編集者のやりたいようにやらせていた。しかし、これは世代の違いなのかもしれないが、20代後半の子たちっ…

アート・オブ・ノイズ『And What Have You Done With My Body,God?』(4CD BOX)とその他の関連盤

シール、t.A.T.u.ほかを手掛けるイギリスの著名プロデューサー、トレヴァー・ホーンが、83年にアイランド傘下にレーベル「ZTT」を発足。そのカタログナンバー1番としてデビューを果たした、謎のグループだったアート・オブ・ノイズの、ZTT時代の全貌を公開し…

POP2*0的「欲しいレコードを必ず手に入れる方法」(精神論編)

人それぞれ、見ると嬉しい夢というのがあると思う。以前、私がよく見ては喜びにうなされていたタイプの夢に「初めて行ったレコード店で、探していた1枚が見つかった」というのがあった。前後に繋がっているストーリーはなくて、ただレコード店に行ってお目当…