POP2*5

過去にはてなダイヤリーで連載してた連載コラムのアーカイヴです。

■世界一使えない編集者入門(覚え書き)

お父さん世代限定企画「ロックで子育ては可能か?」

紫陽花の庭アーティスト: 湯川潮音,栗原正己,鈴木惣一朗出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン発売日: 2006/06/14メディア: CD購入: 2人 クリック: 19回この商品を含むブログ (115件) を見る 映画『リンダリンダリンダ』の中で、クライマックスの学園…

暴論! 続・テクノとネオアコは異母兄弟である

先日、フリッパーズ・ギターを手掛けたプロデューサーのM氏にお会いした件はここで紹介した通りだが、いろいろ当時のお話を伺っていた中で、一つ興味深い話があった。フリッパーズの初期の取材に於いて、彼らのサウンドに対するマスコミの無理解が相当酷いも…

ラジオ偏愛主義者のブルース

連日、コラムがどんどん長くなってしまって恐縮している。書き始めると止まらなくなってしまう。これも、日頃からデザイン先行(字数が決まっている)で原稿を書くことが多いことの反動なのだろう。80年代ネタだけに「オモツライ」とか言われちゃいそうだか…

教科書には載っていない「極私的A&R論」

A&R〈上〉 (新潮文庫)作者: ビルフラナガン,Bill Flanagan,矢口誠出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2002/01メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 65回この商品を含むブログ (4件) を見るA&R〈下〉 (新潮文庫)作者: ビルフラナガン,Bill Flanagan,矢口誠出版社/…

エヴァンゲリオンについて知っている2、3の事柄

NEON GENESIS EVANGELION DVD-BOX (仮)出版社/メーカー: キングレコード発売日: 2003/06/25メディア: DVD購入: 1人 クリック: 45回この商品を含むブログ (67件) を見る 86年の初春、『ニュータイプ』の編集者となった私に最初に振られた仕事は、その発売月に…

家政婦は見た!Part2「外資系大型CD店ブランドことはじめ」

昨日のエントリーで、90年代初頭の外資系CD店の登場で、日本の商慣習が変わったと書いた。アナログレコード時代、街のレコード店の売り上げの8~9割が新譜で占められていたというエピソードは、そもそも店の陳列棚に旧譜を置くスペースがないという、日本の住…

テレビ映像の「二次使用」と著作権にまつわるエトセトラ

さて、せっかくなので、7月27日に発売されたDVD『高橋幸宏ライブ 1983 ボーイズ ウィル ビー ボーイズ』に関連した、お勉強コラムを書いてみようと思う。今回のDVD化は既発ソフトの復刻なので直接は関係はないが、これが制作されたアポロンからのオリジナル…

家政婦は見た!「バンドブーム残酷物語」

フリッパーズ・ギターのブレイクなどに刺激されて、私は新天地『宝島』に移籍することとなった。月刊誌だった『宝島』だが、けっこう広告業界で引き合いがあったので、一月に2冊だそうということになり、月2回刊体勢を作るための要員として、私が呼ばれたの…

社内引っ越しの準備で13年分の写真整理をするの巻

先週末に移動の辞令が下り、8月から別部署に異動することになった。それで今日は、一日中延々と荷物の片づけをすることに。週刊誌の編集部には13年もいたが、私のロッカーには13年前からの荷物がそのまま入っているのだ。恐ろしや。特集で使った写真なども、…

ロック界の「改宗」問題について考える

先日、日本のネオアコの源流的な動きが、ニュー・ウェーヴのゴシック時代の反動として登場したのではないかと私は書いた。それは内なるものとして静かに作品に現れたのではなく、突如風景として目の前に登場したのだ。その実例が、Jラップの誕生だ。「誰が最…

サンプリングとパクリと教養の問題

ヘッド博士の世界塔アーティスト: Flipper's Guitar出版社/メーカー: ポリスター発売日: 1993/09/01メディア: CD購入: 3人 クリック: 62回この商品を含むブログ (228件) を見る 先日も書いたように、8月に発売されるコーネリアスの新譜リリースに併せて、小…

暴論! ネオアコとテクノは異母兄弟である

ネオ・アコースティック (THE DIG PRESENTS DISC GUIDE SERIES)作者: 辻口稔之出版社/メーカー: シンコーミュージック発売日: 2000/07/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (3件) を見る 先日、フリッパーズ・ギターの再発の話題…

我が青春の「ギャグノート」を供養する

昨夜書いた、トニー・ザンスフィールドの芸名もそうだが、私はだじゃれが大好き。オヤジギャグも大好物だ。深夜寝ていて、唐突に思いついたときの恍惚感ったらない。オヤジギャグの名手の方々も、心から本当に尊敬する。和田勉が昔、NHKを退職して初めて民放…

ついにお迎えがきちゃったという話。何がだ?

ついにこの時が来た。お迎えがきたのだ。なに、生理があがった? つまんないか……。魔界から帰国の命令が来ちゃったけど、燃える校舎を救わなくちゃだわ……っていうのも古いな。女王の座を狙って、メグとノンがキャットファイトを演じて……っていうのもずいぶん…

フリッパーズ・ギターについて知っている2、3の事柄

THREE CHEERS FOR OUR SIDEアーティスト: Flipper's Guitar出版社/メーカー: PSC発売日: 2006/08/25メディア: CD クリック: 11回この商品を含むブログ (61件) を見る CAMERA TALKアーティスト: FLIPPER’S GUITAR,DOUBLE KNOCKOUT CORPORATION出版社/メーカー…

『ニュータイプ』の思い出

『TECHII』『momoco』『宝島』や、現在まで13年籍を置いている某週刊誌など、さまざまな編集部を渡り歩いてきた私が編集者デビューを果たした雑誌というのが、アニメ雑誌『ニュータイプ』(角川書店)である。それ以前にコピーライター時代があるので、社会…

『momoco』時代の写真マンガの絵コンテを発見!

「アダルトの部屋」で紹介しているAVレビュー担当のほかにも、カルチャーページや普通の新人アイドルインタビューなど、『momoco』ではさまざまなページで仕事をさせてもらった。「モモコクラブ」という、おニャン子クラブみたいなアイドル予備軍のコーナー…