POP2*5

過去にはてなダイヤリーで連載してた連載コラムのアーカイヴです。

拙著『電子音楽 in JAPAN』重版出来!

電子音楽in JAPAN

電子音楽in JAPAN

 2001年に刊行された拙著『電子音楽 in JAPAN』が、お買い求めいただいた読者の皆さんのお力添えもあって、7年ぶりの重版が刊行されることとなった。この期間、読者から事実関係の訂正を指摘いただいたり、登場人物の役職などの変更があったりしたため、可能な範囲で昨年末に修正作業を施し、無事、第二刷の刊行日を迎えることができた。現在はamazonなどで古書扱いになっているが、すでに第二刷の刊行が版元よりアナウンスされており、大型書店などでは入手可能になっていると思うので、ご興味を持っていただける方がいれば、ぜひ手にとってもらえればありがたい(新刊本ではないので、一般書店には再注文がない限り入らないため、ご購入を希望される方はぜひ、書店で注文いただければ幸いである)。3600円と高価ではあるが、音楽ノンフィクションとしては長編の600ページ上下段で構成。98年に刊行された前ヴァージョンをほぼ全面にわたって改訂しており、1.5倍のテキスト量になっている。「日本万国博」「東京オリンピック」の実況中継や、“テクノ御三家”のレア音源を含むオムニバスCD付きなので、けっして損はさせない、楽しめるものになっていると思う。

電子音楽 In The(Lost)World

電子音楽 In The(Lost)World

 なお、本書の副読本として刊行されたオールカラー・ディスクガイド『電子音楽 in the (lost)world』は現在、amazonの「なか見!検索」で全ページが立ち読み可能に。カラムに検索キーワードを入力すると、該当ページが読めるようになっているので、ぜひ試してみていただきたい。1600枚のディスクを紹介する、国産ディスクガイドとしてはおそらく最大のボリュームの本で、全原稿を小生が書き下ろし。比較的難しい印象をもたれがちな、初期の電子音楽などについても、その背景をできるだけわかりやすくまとめている。こちらも併読していただけると嬉しく思う。