POP2*5

過去にはてなダイヤリーで連載してた連載コラムのアーカイヴです。

ここをお読みの出版社、ウェブマガジンの編集者の方々へのお願い

 編集者生活20余年にして、音楽を中心にレビュー、ライナーノーツなどの執筆をやっている小生でありますが、なにぶん好奇心の対象が定まっておらず、ちょっと見ただけではこのページも、何がなにやら。作者の素性もわかりにくいことこの上ない。オマケに出版界の構造不況の向かい風もあって、わが人生どうなることやらと思う昨今。編集、ライターが「我が天職」という思いは揺るぎないものがあるものの、サブカルチャー主体の書き手なんて、いまどき望まれてるわけでもないからなあ。と言うわけで、昔取った杵柄というか、コピーライター時代の絵コンテ描きの特技を復活させて、最近は画業のほうにも手を出している。むしろこちらのほうが、ワタシの書くわかりにくい文章よりもポピュラリティがあるんじゃないかと思ったり。昨年関わらせていただいた、ハンマーレーベルのコンピレション盤『オーディナリー・ミュージック』では、生まれて初めてジャケット・デザインまで手掛ける欲張りぶり。
 過去にも「作品をまとめて送ってくれ」という問い合わせをいただいたこともあり、そんなわけで、このブログではコンテンツが散らばっていてわかりにくい、最近の画業を集めた作品集というのを、PDFファイルの形で作ってみた。一応、雑誌や書籍編集者、ウェブマガジンの編集者など、同業の方のお手元に置いていただけたらと思って作ったものだが、気に入ってもらえるなら、どなたでもダウンロード可。期間限定でリンクを貼っておくので、よかったら落としてみてちょ。


「田中雄二マンガsample」をダウンロード


 実は小生、映画はよく見るが、アニメ、マンガはほとんど流行を知らず。タッチは、文章のドクドクしさも含めて、生前にお世話になったナンシー関氏の影響下にあると自己分析してたりするのだが。文章も自分のスタイルを自覚してくると、何をテーマに書いても飽きてくるのな。そういう意味では、昨年始めたばかりの絵仕事は、何を描いても新鮮なので、とても楽しい。どんな無茶ぶりの依頼を受けても無問題。他のプロの方々の平均アベレージを超えるべく、日々努力を重ねている昨今である。ぜひとも、ご依頼いただけるとありがたい。



参考までに、「田中雄二マンガsample」の1ページより。