POP2*5

過去にはてなダイヤリーで連載してた連載コラムのアーカイヴです。

実録「銭ゲバ」

 4カ月間、イラスト投稿SNS「pi●iv」で毎日更新していた分のアーカイヴスを、当ブログのリニューアルに向けて片付けてしまったので、今後は新作の繋ぎとして過去の投稿作品を抜粋して紹介できればと思う。今回は、賞味期限の切れそうなやつから2本。





“うーちゃか”ってのは「pi●iv」で使ってたアカウント名。なんの捻りもない、爆笑問題の片方と本名が同じなので、そっから付けた。これは実話で、音羽のKという出版社の新事業開発室というところで小生が1年間社員候補生をやってた若かりしころの話ですな。蒲郡風太郎のモデルが誰かは知ってる人は知ってると思うけど、あの元『少年マガジン』、『ホットドッグプレス』、『デイズ・ジャパン』の名物編集長だった故・U氏。たった1年の丁稚奉公だったのだが、有名な『少年マガジン』の「手塚治虫『W3』移籍事件」の話なんかを、直接ご本人から聞くことができたのは貴重な体験だった。あれだけ手塚治虫を好きだった人が、身内の失態(『宇宙少年ソラン』への情報リーク)で絶縁状を叩きつけられたことから、手塚を失った『マガジン』は、反手塚派の急先鋒として手塚が嫌ったスポ根ものを推し進めて、『巨人の星』、『あしたのジョー』で一時代を築くことになる。ちなみに「山本圭大杉漣」というのは、これ以前に載っけてた戯れな思いつきイラストに出てきたもので、それがコレ(↓)。「POP2*0」時代に描いていた“想像だけで資料なしで描いた高橋克実”の発展型みたいなものでしょうか。