POP2*5

過去にはてなダイヤリーで連載してた連載コラムのアーカイヴです。

更新サボっていてすいません。私の近況など。

 それまで頻繁に更新していたブログを、パッタリ放置することとなってしまい、一部の方にご心配おかけしてしまった。本当に申し訳ありませぬ。本業がそろそろ忙しくなり、それどころではなくなったというのが主な理由だが、ごく僅かでも私の仕事に関心を持っていただける方がいるのであればと、当面は私仕事のPRの場として、ここを使わせていただけたらと思っている。どうかお許しを。
 で、このところ忙しくなった本業に加えて、昔からお世話になっていた方々から仕事の依頼をいただいたりして、この休眠期間にいくつかの原稿をドロップしている。先に紹介させていただいたムーンライダーズムーンライダーズCM WORKS 1977-2006』のブログ紹介記事も、実は忙しくなる前に書きためておいたのだが、リリースがどんどん先延ばしになって、やっと公開にこじつけたもの。ほか、ソニー・ミュージックダイレクトから発売された一風堂MAGIC VOX 一風堂 ERA1980-1984』のリリースに併せて、『ストレンジ・デイズ』2007年2月号誌上でメンバーの同窓会企画を実現。その司会と、ヒストリー、アルバム解説などの原稿を書かせてもらった(現在発売中)。実に紳士的な3人組であったことを再認識した取材だったが、誌面の関係で使えなかった話が多かったのが本当に残念。鼎談の後半では、リーダーの土屋氏がロンドンに拠点を移し日本をしばらく留守にしていた時期の、見岳章氏の歌謡界での活躍ぶりの話題に花が咲き、むしろ土屋氏がインタビュアーのような役回りになって、見岳氏から開陳される門外不出のエピソードに私まで聞き惚れる始末。なにしろ私、元おニャン子クラブのファンだったので……(笑)。もう一つは、イースト・プレスから出ている雑誌『奇想天外』から依頼された、アスペクトの近刊『イエロー・マジック・オーケストラ』の紹介記事(掲載号は不明)。スタッフである書き手本人に記事を依頼するというのは、そういうコンセプトのページだかららしいのだが、版元の紹介でプロモーションとして書いてほしいとのことで、急遽引き受けて先日入稿を終えたばかりである。
 で、問題はその、アスペクトから刊行されるYMOメンバー3人のインタビュー集『イエロー・マジック・オーケストラ』である。拙者のブログで紹介した10月末日という発売予定を大幅にぶっちぎって、現在、発売日が延期になっているのだが、私もいつ発売になるのか知らされておりませぬ。以前お話した通り、追加原稿を入稿したのは一昨年の12月だから、すでに2年前。最後の校了作業をしたのは10月だから、もうかれこれ2ヶ月は音沙汰がない状況である。理由はわかりませぬ。版元の不名誉になることは言えない立場だから、下手な理由の勘ぐりもできないので、せめて発売まで暖かく見守ってやっていただければ、というのが執筆者として言える唯一のことだが、あの〜、あくまで私のせいじゃありませんので……(笑)。会う人会う人に聞かれるのだが、ジリジリしているのは私も同じ。2004年12月24日のクリスマスイブの夜、神のいたずらか、拙著『電子音楽 in the (lost)world』の入稿日と、ソニー・ミュージックダイレクトからの『イエローマジック歌謡曲』『テクノマジック歌謡曲』のライナーノーツの入稿日と、この『イエロー・マジック・オーケストラ』の追加原稿の入稿日が同じ日という悪夢のような状況で、それでも全部を締め切りを厳守して入稿したのをむしろ褒めてほしいぐらい(笑)。
 しかしながら、前回の紹介文を書いた後、デザイナーの羽良多平吉氏の作った口絵をすでに見せてもらっており、往年のWXY節全開で、サブカルファンは大いに期待(今の若いコなら、初期『クイック・ジャパン』的と言ったほうが早いかな?)。「せめて正式な発売日が決まったらすぐに教えてほしい」と版元の担当者にお願いしてあるので、わかり次第、当ブログで報告するつもり。だからウソつき呼ばわりしないでね。『ムーンライダーズCM WORKS』のブログ原稿同様、もう2ヶ月も前に発売後用のブログ紹介記事「単行本『イエロー・マジック・オーケストラ』外伝」を書いてストックしてあり、このままだとこっちの原稿もオクラ入りになっちゃいますから。



ただいま東京に帰って参りました。上記のエントリー本文を書いたのは、郷里にいるときで、実は一足先に実家の用事で帰郷していたのだ。ちなみに新規でアップしたのが、『イエロー・マジック・オーケストラ』の口絵カラーに入る、羽良多平吉氏のアートワークの色稿。79年のワールド・ツアーに同行した羽良多氏が撮った、本邦初公開のYMOのプライベート・フォトを素材に独特なアート処理を施したもの。80年代テイストムンムンで、YMOリアルタイム世代は感涙もの。