POP2*5

過去にはてなダイヤリーで連載してた連載コラムのアーカイヴです。

無題:中野のロイヤル・ホストにて、明日の仕事の資料作成中


ブライアン・デ・パルマの待望の新作『ブラック・ダリア』がもうすぐ公開。『LAコンフィデンシャル』のジェイムズ・エルロイ原作ってことで、情報公開から首を長くして待っていた一作。これは惨殺されるエリザベス・ショート役のミア・カーシュナーの似な絵。とにかく、スカーレット・ヨハンソンのスチールが上出来すぎ。ほとんどノワールの女、ファム・ファタルを地でいっている。つんく流に言うと、ルックスが天才的。

フィリップ・シーモア・ホフマン。『ハピネス』のオナ野郎といい、『レッド・ドラゴン』のえげつないスクープ記者といい、カルト俳優路線をひた走っていたが、『カポーティ』で知性派俳優の仲間入り。だってこの人、ゼロックスの社長の息子という、筋金入りのお坊ちゃんだし。髭面が決まってる。若い頃のオーソン・ウェルズってこんな感じだったかも。

TBSで始まった『セーラー服と機関銃』見た。期待してなかったけど、凄く面白いじゃん。絵作りとか、テロップの入れ方とか凝ってるし。長澤まさみは本当にうまいね。役と同化してるよ。

今月DVD化されるガス・ヴァン・サント『ラスト・デイズ』より、カート・コベイン。特に意味はなし。ガスの映画は意外と好き。悪評高き『サイコ』のリメイクだって、あれはなかなかオモロイんだよ。ニルヴァーナはまったく通ってないんだが、UKニルヴァーナは大好物。『一人ごっつ』の倉本美津留氏にお会いした時も好きだと言っていた。

ナオミ・ワッツの新作『ナオミ・ワッツ・プレイズ・エリー・パーカー』はけったいな映画らしい。ご存じ、ナオミはニュージーランド出身で、不遇時代には日本でマガハの『オリーブ』のモデルをやっていたそうな。それと、父親のピーター・ワッツは、あのピンク・フロイドサウンド・エンジニアである。NHKの『アクターズ・スタジオ・インタビュー』の時にもその話題が出て、拍手喝采だった。プログレ嫌いが多いのに、ピンク・フロイドはなぜあれほどアメリカ人に愛されるのだろう。

ビヨンセをまた描いてみた。さんまも惚れる美形。遅ればせながら『ピンク・パンサー』も見た。皆が言うほど酷くはなかった。

引き続き、のだめちゃん。今日は10巻まで読んだ。パリ編もなかなか快調じゃん! あと、絵柄が色気がないとか、男が描く絵みたいだとか書いてしまったが(すみません……)、凄く構図は女性的だと改めて思った。シンプルなんだけど、線使いはかなり的確だと思うな。