POP2*5

過去にはてなダイヤリーで連載してた連載コラムのアーカイヴです。

無題:西新宿のジョナサンにて読書しながらツラツラと。


『日本映画のパンク時代1975‐1987』(愛育社)より、現在新作『LOFT』が公開間近の黒沢清の似な絵。同書はPFFやパロディアス・ユニティの時代を「日本映画パンク時代」と定義したインタビュー集で、読んでいて高校時代の映画熱が再燃させられた。並行してインタビュー本『黒沢清の映画術』も継続して読書中。私は黒沢監督の作品以上に、この人ののらりくらりとした発言にいつも魅了されている。

ミュージック・マガジン』のフリッパーズ・ギター特集より、ウッデントップスのロロ。フリッパーズのファーストのサウンドに、ウッデントップスの影響が色濃くあったというのは初めて知った。ファーストは大好き。セカンドはトゥーマッチ過ぎるんだよな。ウッデントップスはその後、ビーツ・インターナショナルみたいなハウスに化けておったまげた。フリッパーズ・ギター特集のほうは、思ってた通りの内容。高橋修の編集後記は本当にいつも蛇足だと思う。

中島美嘉ウィズ・アラン・トゥーサンより。中島美嘉は顔や趣向がかなり好みなのだが、声が好みじゃないのが本当に惜しい。この人の顔って、及川奈央に似てるよね。

千秋が声を担当することになったドラミちゃん。千秋に合わせて性格もアレンジするというから恐ろしい。

DEATH NOTE』の無料パンフをもらう。「殺人予定帳」は松村邦洋も付けてるっていったよな。私らの世代だと、中上健二の『十九歳の地図』を連想してしまう。私、上京したてのころ、ずっと新聞配達をやってたもんで。柳町光男のATG映画もよかったよね。『刑事ヨロシク』や『戦メリ』にも出てる主演の本間優二が、元ブラック・エンペラーの総長だったというキャッチフレーズが有名であった。

コーネリアスのラジオで紹介された、TPO「Sun Dog」がいま話題らしい。私もこの曲は大好き。曲はたぶん天野正道が書いたもの。以前、『電子音楽 in JAPAN』のプロモーションでラジオに出た時、進藤晶子嬢の番組と、テイ・トウワ氏の番組両方でかけてもらった退場曲もこれだった。安西史孝氏に最後にお会いした時、『TPO1』を復刻する予定があると言っていたが、実現すると嬉しいな。