POP2*5

過去にはてなダイヤリーで連載してた連載コラムのアーカイヴです。

松武秀樹 vs.森達彦対談「80年代サウンドを作った男たち。シンセ・プログラマーの逆襲!」第一報!(新宿ロフトプラスワン)

オーディナリー・ミュージック

オーディナリー・ミュージック

 先日リリースされた、小生がジャケットデザインを担当した新生ハンマーレーベル第1弾VA『Ordinary Music』の発売を記念して、11月11日(水曜日)→12月8日(火曜日)に新宿ロフトプラスワンでイベントをすることになった。現在はハンマーのレーベル・オーナー、エンジニアとして知られる森達彦氏だが、元々はプロフィット5の名プログラマーとして名前を馳せ(高見知佳「くちびるヌード」など傑作多し!)、先輩格のプログラマー松武秀樹氏とともに「JSPA」(日本シンセサイザー・プログラマー協会)の立ち上げにも尽力した御仁。そんな設立時のJSPAの主要メンバーだった、松武秀樹氏と森達彦氏のお二人が久々に再会しての、新宿ロフトプラスワンを舞台にした初の公開対談。貴重な当時のテープなどを聞きながら、日本のシンセサイザープログラマーの栄華の歴史について激論する!
 今回、ハンマー・レーベル復活イベントのつもりが、のっけから松武師匠にゲスト参加いただけることになって、であれば森氏の輝かしいプログラマー時代のキャリアから、まずは掘って行ければと急遽<番外編>からのスタートとなった。実はこの2人、80年代のテクノ・ムーヴメントの2大勢力と言われた、「YMO」、「ムーンライダーズ」のサウンドの要をそれぞれ担ったプログラマー。今夏に行われたワールド・ハピネスで実現したYMOムーンライダーズの初競演にあやかって言えば、これは「YMOムーンライダーズ」の代理戦争。バンドの制作現場にいたものしか知らない、各々のグループの80年代のサウンド作りの秘密について、二人が初めて証言する貴重なイベントになるだろう。森達彦氏と言えば、ムーンライダーズ関連、クルーエルレーベル初期作品、ギャングウエイ復刻などの仕事で有名だが、小生にとっては「おニャン子クラブの大半のサウンドに関わったプログラマー」。トニー・マンスフィールド真っ青のブリリアントなサウンドが生まれた、80年代歌謡曲の舞台裏がいかに実験的であったかを、当事者から聞ける貴重なチャンスになるはず。
 なお、当日の司会ははずかしながら小生が担当。お2人の対談のほか、『Ordinary Music』参加メンバーによるミニ・ライブも行う予定。また、森氏からの大盤振る舞いで、参加者全員にサンプラーCDを進呈。この内容でこのチケット料金なら高くない! 「シンセサイザー・フェスタ2009」も後日に控える今秋、その予習編として参加してみるのもいかがだろう。なお、新宿ロフトプラスワンのHPにて、チケット予約も開始したので、行ってみたいという方は、割引料金で参加できるのでぜひ予約いただきたい。

YMO vs. ムーンライダーズサウンドを支えた影の立役者、
シンセ・サウンドで時代を彩った2大傑物プログラマーが、
当時の(秘)蔵出し音源をかけながら、ロック〜テクノ歌謡
おニャン子クラブまで、音楽制作舞台裏のエピソードを初公開。


松武秀樹ロジック・システム)×森達彦(ハンマーレーベル)
YMO vs. ムーンライダーズサウンドを支えた影の立役者。ロック、歌謡曲の貴重音源を初公開!
「80年代サウンドを作った男たち。シンセ・プログラマーの逆襲!」


司会:田中雄二電子音楽 in JAPAN、テクノ歌謡監修)
SPECIALライブ:SPECIALライブ:ロジック・システム、BARGAINS+u.l.tスペシャル・ユニット
サンプラーCDを来場者全員にプレゼント》


■開催日:2009年11月11日(水曜日)→12月8日(火曜日)
■開場:18:30 開演:19:30(〜22:30終了予定)
■会場:新宿ロフトプラスワン 新宿区歌舞伎町1-14-7林ビルB2(TEL 03-3205-6864)
■チケット:前売:1500円 当日:1800円(飲食別)
(予約はロフトプラスワンHP=http://www.loft-prj.co.jp/PLUSONE/にて受付中)


※当日はブリッジ、ヴィヴィド・サウンドのCD出張販売あり。
※撮影、録音不可につき、ご了承ください。


今回のイベント用チラシ。新宿ロフトプラスワンで10月2日に開催される「KORG DS-10公式イベント」会場などで配布する予定。