POP2*5

過去にはてなダイヤリーで連載してた連載コラムのアーカイヴです。

『けいおん!』ブームについて考える。



 矢口史靖監督の『スウィングガールズ』は、イケてない文化系部活を“スポ根モノ”の作法で描写してヒット映画になった。山下敦弘監督の『リンダリンダリンダ』はその反動的作品として、グダグダの女の子たちの日常を丁寧に描写して「誰も勝利しないバンドストーリー」として、ワタシらの心を新風を注ぎ込んだ。『けいおん!』スタッフが山下作品の影響を受けているのではというのは、そのパロディをいち早く展開していた『涼宮ハルヒの憂鬱』があるから、指摘として間違ってはいないらしい。結果、『リンダリンダリンダ』のように、音楽をやっていないときのキャラクターの日常を丹念に描写することで『けいおん!』は成功したという。「pi●iv」でもあいかわらず『けいおん!』キャラの投稿は続いており、ランキング上位入りも果たしているが、初期にはよく見られた楽器演奏シーンなどの投稿はすっかり消えてしまった。みんなやっぱり、めんどくさい楽器なんて描きたくなかったんだな。それを少々複雑な思いで見てしまうのは、「アニメのことが何もわかってない」と言われてしまう、ワタシのような人間だけなのでしょうか?


>REV


打ち上げに成功したブースターロケットの運命
 コメントがあまりにも陳腐(笑)。『けいおん!』ロケットの目的地が水着やイチャイチャだってよ、ヲタファンの言い分は。モラトリアムな「自己肯定」もここまできたら救えないわ。音楽に謝れ。


タルちゃんのソロ。コメがオモロイのでニコ動のほうを紹介しておく。確かに、『ベース・マガジン』に特集されたとき、まだ日本盤出てなかったから快挙だよな。