POP2*5

過去にはてなダイヤリーで連載してた連載コラムのアーカイヴです。

エロス+ニャン殺 3本立て興行付き「告白的エロマンガ論」(R-18的内容につき閲覧注意)


■間違った猫好き(1本目)



 前回のエントリで、小生が我流マンガ作品を毎日更新させてもらっているイラスト投稿型SNSについて、素人なりの所感を述べさせていただいた。サービス提供者がまったくコンテンツを用意しなくても、場所さえ作れば誰かが作品を持ち寄ってくれる。ランキングシステムを作れば、やがて好敵手が現れて「誰がいちばんロリロリでカワユイ絵が描けるか?」を競うデッドヒートが繰り広げられる。それ見たさに集う物見遊山なギャラリー(ROM=約7割というデータあり)を引き寄せた結果、わずか1年余で70万人ものユーザーを集めたという「Pi●iv」。先日紹介したオーマイニュース日本版のように数多くのネットサービスが討ち死にしている中で、この希に見る「Pi●iv」の成功例は、天晴れと思うと同時に、日頃からシステムというものに強い関心を寄せている小生にジェラシーのような感情を抱かせる。
 この短期間での成功は、先行するSNS界の覇者「mixi」のクリエイティブ版のようだと讃えられることもあったし、既成の著作物のパロディ作品がコミケのように溢れることを察知して、早い時期からクリエイティヴ・コモンズの設立に取り組んでいたことから、“イラスト版の「ニコニコ動画」”と説明する人もいた。先行モデルとなった動画SNSの「YouTube」や「ニコニコ動画」の成功は、ユーザーに「地上波を観るより面白い」映像体験があることを教えてくれた。そして、一人あたり一日数時間というテレビ視聴時間の何割かを占有して、確実にテレビ番組の視聴率の変動に影響を及ぼすこととなった。バブル崩壊後、不況が慢性化して10年強が経とうとしているが、広告運営モデルによって安価なサービスを提供してきた、ラジオ、出版、新聞といったメディアが、ネットに広告費を奪われて次々と崩壊していく中で、それでも広告を独占して右肩上がりの成長を10年以上続けていたテレビ局が、昨年ついに減収に傾く現象まで起こった。「ニコニコ動画」に含まれる違法コンテンツのことを考えれば、「ニコニコ動画」>地上派テレビなんて口が裂けても言えないが、今までならば著作権を縦に既得権者に有利なように法整備して、このたぐいの新案サービスを根絶やししてきた(初期ナプスターとかね)強権メディアも、手を付けるのを諦めざるを得ないほど、すでに動画投稿サイトはユーザーの生活に根付いてしまったということなのだろう。
 例えば、「ニコニコ動画」が既存の映像メディアに影響を及ぼしたように、イラスト投稿型SNSが既存のマンガ出版文化を脅かす存在になるのだろうか? そういう問いかけが仮になされたとして、現状の「Pi●iv」に「ほとんどマンガらしいマンガがない」という報告によって、恐るるに足らない存在であると小生なりに応えることができるだろう。しかし、「Pi●iv」が40万人から70万人に増えたここ数ヶ月の間だけでも、「Pi●iv美少女イラストコレクション」といったたぐいのヴィジュアル本が、その会員数の多さを担保に企画が通され、既存のコミック系出版社から数多く出版されている。ここでの投稿がきっかけとなってスカウトされ、ライトノベルなどのプロ仕事についたイラストレーターも少なくないらしい。「所詮、萌えイラスト画家でしょ」と無視することはかんたんだが、年々刊行点数が絞られているコミック市場の中で、こうした萌え系マンガのリリースが優先される代わりに、少なからず「マンガらしいマンガ」(あくまで比喩として)が犠牲になっているという事実があることは、肝に銘じておくべきだろう。
 実は「Pi●iv」には、こっそり変名で登録して作品を投稿しているプロも数多くいるという。といっても実情は、今いちばんホットな遊び場がネットにあると誰かから聞いて、水戸黄門みたいな気分を味わってみようかと、冷やかし程度に登録してるに過ぎない作家が大半なんだろうが、中には実名を出してプロフ欄でちゃっかり新刊案内をしてるゲンキンな人もいるらしい。2カ月ほど前には、某有名お絵かきアイドルSNがここにユーザー登録(真意のほどは不明だが、99%本人と誰もが判定)したとの情報が噂として流れ、某匿名掲示板で祭りになったこともあった。で、既存メディアにすでに発表の場を持っているこうしたプロの降臨に対し、マンガ好きのユーザーは大歓待してくれるかといえばそうではないらしい。「素人の遊び場にプロがのうのうと何しに来た!」と冷たい反応を浴びせかけられることもしばしばで、プロの冷やかしらしき投稿を見つけるやいなや、軒並み1点(マイナス評価の意)を付けるというギャラリーも多いんだそう。たった4カ月前に登録して、20年ぶりにコママンガを描いた小生の場合はどうか? 絵を見てもらえればわかる通り、「イラストが趣味の国鉄職員」ぐらいの稚拙な画力である。しかし、過去20年の雑誌編集者のキャリアの中で、特集ページのイラストなどを発注する際に、百戦錬磨の有名なマンガ家と文字コンテをやりとりをした経験はそれなりにある。お題をひとつ与えられれば、なにがしかのオチらしいものを付けてコンテを数本上げるぐらいのことは、特に意識しなくても職能としてできるという自負があるんだが、小生の投稿を読んで下手くそマンガなりにオチの展開から“プロ臭さ”を嗅ぎ取って、「あんたプロでしょ?」と見抜かれて1点を付けて奈落の底に突き落とすような人もけっこういるのだよ……トホホ。実名でやってるわけでもない、宣伝目的でもない、濡れた目をして震える小動物のような小生(やっと目が開いた生後7日ぐらいの幼猫のような可愛らしいイメージを推奨)が、カタチだけでも“プロっぽい”というだけで虐められるほど、プロのマンガ家を敬わない空気がここにはある。「音楽などがタダで手に入る」某ファイル交換ソフトの流行によって、「プロが尊敬されない社会」の残酷さを痛感させられたことがある小生は、だからイージーに萌えイラストばかりが持てはやされて、コママンガを描くことをアホらしく感じるような土壌があることについて、正直言ってちょっと看過できないところがあるのだ。
 ああ、本題からだんだん離れていく……(笑)。今回書きたかったのは、「Pi●iv」を初めとするイラスト投稿SNSで、会員数獲得の隠れた切り札になっている「R-18」(性表現のある作品)投稿枠についてであった。例えば「Pi●iv」では、入会の際に年齢登録が義務づけられていて、18歳以上のユーザーに限って、ポルノ作品の投稿/閲覧ができる「R-18」ページへのアクセスの可否が選べるようになっている。エロマンガにとくに関心がない小生は、入会してしばらくこのページの閲覧を「否」としていたのでご縁はなかったのだが、いくつか気になる上手い投稿者で「R-18」だけに作品を投稿している人がいたことがあって、そのとき初めてアクセスして「こんな世界があったのか!」と驚嘆。このブログも一応、18歳以下の方が観てるのかもしれないから言葉を選ばねばならないけれど、はっきり言って「R-18」を一度でも観てみないと、マンガ投稿SNSという魑魅魍魎の正体を見抜くことはできないと思うほど、かなり興味深いものであることは事実だろう。
 一般書店やコンビニにはほとんど流通していないが、文芸書をメインに置く駅前書店やゾッキ本とかの充実したエロ特化書店には必ずある、エロマンガ雑誌というものがある。実話誌と成人マンガ誌の中間雑誌のような、昔あった『エロトピア』の末裔のような雑誌が、その手の出版社から数多く定期刊行物としてリリースされているのだ。掲載されているのは、作家の画力の上手い下手は一応あるものの、過度なエロ表現を求めて多くの作家が熾烈な争いを展開しているエロマンガ作品群。普段、意識してなければ日常生活でそんな存在に気付くことはまずないものの、コミケ秋葉原の同人ソフト店などに行けば、一時期外資系CDショップの入店すぐのところにあったインディーズコーナーがメジャー以上に活況を呈していたように、売れ筋商品コーナーにそれらコミックスが鎮座ましましていることを知らされる。ちょっと古い例になるが、ほとんどつぶれかかっていた某老舗出版社が、コミケで売られていたエロマンガ同人誌をピックアップして、大量にコミックスを一般ルートで出版して大黒字化して再建したというギョーカイ神話があるほど、この手のマーケットはある程度安定した売り上げが保証されると言われる世界。とはいえ「商業出版物」であるから、当然、性器描写などについては一般のエロ本同様に規制がある。コレに対して、自費出版物として“無修正”の同人誌が存在するわけだが、取り扱い注意なものでもあるし、かつ稀少品ゆえに手に入れるにはそれなりのスキルが必要となる。マンガ投稿サイトの「R-18」ページというのは、つまりその手の「最前線のエロマンガ」にもっとも手軽にアクセスできるものとして、多くの会員を集めている現状があるんだという。事実、有名なエロマンガ家が実名/変名で投稿しているケースもあるらしく、タイムラグの生ずる出版物と違って、さっき描き上がったばかりのホッカホカのエロマンガが産地直送感覚で味わえるという、何者にも代え難い魅力があるらしい。
 小生らより下のアニメで育ったジェネレーションには、かなりマジな告白として「実写のヌードではヌケない」とこぼす、アニメのエロス表現にしか感じない人もいる。彼らにとっては、一般的なレンタルAVや商業出版物のエロ本では永遠に満足することができないわけで、こうした性嗜好の持ち主にとって「R-18」ページは、エロのメインディッシュの供給源という切実な役割を担っている部分もあるという。例えば、女性会員も多い「Pi●iv」らしく、「R-18」ページには女性が投稿したとおぼしき、美少年キャラのカップルが合体しているイラストもかなりの頻度で散見する。男性と違ってエロ本のような性処理メディアを持たない女性にとってもまた、こうした「市場には存在し得ない」エロスの供給源として、イラスト投稿サイトの「R-18」ページが人気を集めている現状がある。
 そういうことは百も承知で、週刊誌のようなすれっからしのメディアで仕事をしてきた小生だが、実際に「R-18」ページを覗いてみて初めて知るような、ショッキングな事実もある。例えば「Pi●iv」のランキングなどに、かなりの頻度で登場してくる“ふたなり”のイラスト。男性器と女性器の両方を持つ、シーメール(男性が性転換手術を受ける際に、男性器をそのまま残して豊胸手術などを施すようなケース)のような存在だが、ここでいう“ふたなり”は女の子をベースに男性器を生やしたような逆パターン。おそらく、男性の射精のようにはヴィジュアル化しにくい女性のオーガズムを、安直に男性のパターンに置き換えただけの芸のないものなんだと思うが、これがけっして辺境のスーパー・アブノーマルなわけではなく、けっこうな頻度で出てくるからオカシイ。男性器+女性器のようなハイブリッドも、なんだか1+1で興奮×2倍ぐらいの子供っぽさが見受けられるもので、かつて中国大陸の神話に登場してきた、龍の頭に馬の体を持つ想像上のキマイラな動物「麒麟」のように、描き手もちょっとしたファンタジー感覚を満喫している感じなんだろう。あと、アニメ絵だから当然という感じで、成人なのにヘアのない絵がほとんど。以前、成人女性にヘアが生えてることを性体験で初めて知ったという友人がいたのだが、ヤツは洋ピンのポルノ(向こうはヘアを剃るのが普通)ばかりを見過ぎて、ヘアがないのが普通だと思いこんでいたらしい(笑)。「Pi●iv」の投稿者の中には、かなり克明に性器を描写しているものもあるけれど、それじゃあその主が百戦錬磨のセックス達人であるかと言えばきっとそうではなく、いまどき手に入り易くなった無修正画像を手に入れて、実際に触ったことのない対象物の質感をあれこれ想像しながら描いてるのに過ぎないんだろう。以前、エロマンガの編集者の手記を雑誌で読んだことがあるんだが、一見して風俗などいちばん身近な世界であるかと思いきや、自分が担当しているマンガ家に対してできるだけ性風俗に行かないように誘導するような教育がなされるものらしい。プロ女性相手の性処理を覚えてしまうと、童貞時代に描いていたような妄想力が一気に萎えてしまう作家も多く、作家によってはエロマンガ家としての生命線にも関わる問題だとか。そういう慣例もあって、あえてを20代、30代童貞を貫いているプロのエロマンガ家がそれなりの数いるんだとすれば、「エロマンガの最前線」として存在している「Pi●iv」の「R-18」ページに投稿されるようなアブノーマルなマンガも、童貞くんが頑張って想像力を働かせて描きあげた、ちょっとかわいらしいもののように思えてくる。
 本来、こうしたポータルサイトを提供する土台となっているSNSソーシャル・ネットワーキング・サービス)とは、その名の通り一定の社会参加の場として用意されたもの。大学のデータベースなどに誰でもアクセスできる開かれたものとして、インターネットは90年代に爆発的に普及した。しかし、それまで一定のリテラシーを持つものだけアクセスできた世界に、我が物顔の素人が介入して傍若無人に振る舞うような負の現象も同時に起こった。かつて「日本のシリコンバレー」を目指したビットバレー(渋谷区を中心とするITベンチャーの一群)の連中が、メーリングリストを共有し、お互いが興味のある対象を呼び出してパワーランチを楽しむような自由な交流の場を目指したことがあった。ところが、まったく素人が自由参加のそこに押し寄せてきて、多忙な各界のお歴々にHTMLの書き方を乞うようなアホなことも実際にあったんだという(笑)。SNSが誕生したアメリカでも、開かれたインターネットに対する反動として、一定の収入や職種、文化的素養の有無を線引きして、一定の質を保つネットワークを形成することがSNS普及の切り札となった。まあ、バナー広告による事業収入強化のために、春から任意参加に切り替えるといっている最大手の「mixi」などを見ていると、すでにSNSの当初の志などどこにもないような気もするが……(笑)。
 一応、SNSを謳ってる限りは、「ソーシャル」のなんたるかという建前がそこにはある。発信者の身元を預けて参加しているサービスゆえ、一般公開のブログを更新するときよりは、スーツとはいわないまでも、普段着に一枚ジャケットを羽織るぐらいの気分の「社会性」を持って、言葉の一つ一つも選んでSNSには臨むものだと思われてきた。 「Pi●iv」も一応SNSとしてサービスが提供されているが、にも関わらず「R-18」ページではとんでもない、極めてパーソナルな性嗜好が公表されているという、このギャップが面白い。ヨソ行きのジャケット一枚羽織るどころか、さっきコイたばかりのナマナマしい寝間着姿のままで会議に出席するようなもんだ。友達の家に集団で遊びに行ったとき、そいつが近所に買い出しにいってる間に隠してあるエロ本をみんなで見つけて、「こいつはこういう趣味なのか、ガハハハ」と性嗜好をのぞき見するような楽しみがそこにはあったりする。
 ネットで流行っている噂を聞きつけ、なんの予備知識もない人が「Pi●iv」に初めてアクセスする機会が増えていると聞く。そんな場合、サイト全体のポテンシャルを窺うために、まず手近にある人気ランキング作品のざっと見てみるという人は多いはず。アニメ風の絵柄が多いのはそれはそれとして、「票数を集める割には、デッサン、画力がない作品が多いなあ」と、初めて観た人が第一印象を漏らすことが多い話はよく耳にする。実在のアニメの題材にしたパロディ投稿の支持率が高いのは、作品ごとの人気がそのまま反映された一種の“組織票”によるものらしいので、これは取るに足らない問題だが、対象を限定せずに画力を測った場合だと、色塗りのキレイ/汚いは素人でもわかるものの、等身配分やデッサン力、構図の非凡さというのは目が肥えてないとわからないもの。絵心を持ち合わせないROMが7割も占めるという「Pi●iv」の場合は、ランキングに上がる作品はほとんど「色塗りがきれいだからウットリ」とかいう理由で選ばれたステレオタイプな構図のポーズ絵が多く、素人審査員ばかりのオーディションのようなものだから、あまりアテにはならない。萌えアニメ絵の不毛を訴えるアンチの批判を受けて、「絵の価値を決めるのは消費者だ」と正論をぶつけている支持者のカキコを見かけたこともあるけれど、その「消費者」ってのは音楽で言えば浜崎あゆみとかを聴いているような層なんだろうと思うから、そことアートについて議論しても大して実りは多くないだろうしなあ。しかし、ランキング上位作品だけを見て、全体的に「Pi●iv」のレベルは低いと判断するのは早急で、実はランキングには上がってこないようなところで、渋い作品を投稿している人にすごい才能がいっぱいいたりするからオモロイのだ。先ほど、冷やかしに登録しているプロも実際に多いと書いたが、「R-18」のみに投稿している中にはすごい表現力を持つ猛者がいたりして、おそらく商業出版物では描かせてもらえないような過激なマンガを、プロが匿名で投稿したりして溜飲を下げてるような図式があるんじゃなかろうか。まあ、「R-18」ページも比重で言えば、童貞が描いて童貞が選んだみたいな、ワンパターンな大股開きロリコンパイパン絵がランキングのほとんどを占めてたりするけど。やはり登録会員数70万人というバックボーンには、それなりの実力派が潜んでいるようで、「Pi●iv」侮りが難しという印象なのだ。
 小生が投稿するときも、ちょっと色っぽいネタを加味したものはやっぱりウケる。それで調子に乗って描いてみた作品がいくつかあって、今回はピンク映画3本立て興行になぞらえて、新旧併せて3本のマンガをここにアップしてみた。「Pi●iv」のアダルト表現コードについて正しくはよく知らないが、性器はもちろんNGとして、おっぱいも乳首まで書き込んだものは、それが性的な意味をもたなくとも「R-18」カテゴリに入れるのがルールのよう。「R-18」になるとユーザー限定公開になってしまうので、それじゃあもったいないと思う小生などは、なんとか比喩レベルにエロ表現をとどめ、ギリギリ「R-15」と自己申告して一般作品として公開するようにしている。ただ、数少ない武器である猫のマンガにはライバルも多いので、「初めて見るような斬新な構図」、「グッとくる感情を揺さぶるような姿態の描写」などを極めていこうと思うと、勢いアダルトの表現領域に踏み込んでしまうことが多い。小生自身は動物に対してヘンタイ的な性欲を持ってないと思うけれど……(笑)、ただ猫が発しているフェロモンというのは、異性猫だけじゃなくヒトをも魅了する特別なものがあるという気はする。よく単純に、犬=オス、猫=メスで表現されるステレオタイプなマンガは多いけれど、それぐらい猫はオスメスの区別なく「女性っぽい動物」。「子猫は天使だ」という物言いがあるが、「ニコニコ動画」などに投稿されている生まれたての子猫を見ているだけで小生も心がザワザワするのはわかるし、それぐらい猫は神に特別に選ばれた創造物だと思う。つか、何書いてんだオレってば(笑)。
 人間にいちばん身近なペットとして犬猫はセットで語られることが多い。無論、猫にまったく関心を示さない犬派の人もけっこうな数いるけれど、犬マンガ専門誌というのはまったくないのに、猫マンガ専門誌だけで定期刊行物が6〜7冊あったりするぐらい、表現者にとって猫の存在というのは特別なものなんだろう。


■ボクの考えた「エロ詩吟」(2本目)

 これは昨年末に描いたやつ。このころは2色で描いてたんだけど、モノクロや単色投稿は「読むに値しない」と相手にしてもらえないことがわかって、最近はもっぱらカラーで仕上げるようにしている。しかし、われながら内容は本当にくだらない(笑)。


阿部定的師匠愛(3本目)

何も考えず描いてたら、調子に乗ってアダルト表現が行きすぎてしまい、某所ではワタシの判断で初の「R-18」投稿になってしまったもの。一応、大きなコケシと戯れるのが好きな猫ちゃんということで、薄汚れた大人の気持ちを捨てて童心に帰って読めば、白日夢のような一種のファンタジーのように思えなくない(希望)。