POP2*5

過去にはてなダイヤリーで連載してた連載コラムのアーカイヴです。

緊急告知! 11月11日新宿ロフトプラスワン、代替えイベント「秋のテクノポップ大感謝祭」のお知らせ

 まずはお詫びから。以前から当ブログで告知していた、新宿ロフトプラスワンで開催を予定していたイベント「80年代サウンドを作った男たち。シンセ・プログラマーの逆襲!」が、出演者側の都合により急遽延期になった。ロフトHP経由で前売り予約をされていた方も大勢おられるため、主催スタッフの一人として本当に申し訳なく思っておりまする……。すでに構成台本や流すプログラムも8割ぐらいできており、チラシも数千枚配布済みだったため、誰よりもオロオロしてしまったのは小生のほうだったが、元々業界の御大方のご厚意で実現が叶ったこのイベント。運命にはあらがえない。関係者の皆様、お客様、本当に申し訳ありません……。振替日はいましがたやっと決定して、12月8日(火曜日)。予約いただいている方にはお店のほうから、11日中止と日程変更の件は連絡が行くと思うので、どうかご容赦いただきたい。
 して今回のエントリは、11月11日の代替え企画として、急遽ワタシがメインで立ち上げるトークイベントの宣伝をさせていただく。プレスリリースは以下の通り。



電子音楽 in JAPAN」プレゼンツーーがんばれ!ピンチヒッターショー(笑)
レア映像、レア音源を3時間たっぷり蔵出しする
架空のテクノ限定動画《ユージ・チューブ》が贈る、一夜限りのピコピコ祭り。


帰ってきた「秋のテクノポップ大感謝祭」


90年代の伝説的イベント「史上最大のテクノポップパーティー」が一夜限定で復活。
アキバ現象に先駆けて、80年代初頭に日本が世界に発信していた唯一のジャンル
テクノポップ」。YMOからShi-Shonenまで、当時のライブ記録映像、PVなど、
復刻CDじゃ追体験できない、巷の動画サイトにも流れていない貴重なレア素材を
テクノポップ通》で知られる大物ゲストの実況付きでお送りする、貴重な3時間。


(司会)
田中雄二電子音楽 in JAPAN、テクノ歌謡監修)
(ゲスト)
江口寿史(漫画家「ストップ!ひばりくん」)
戸田誠司(ex.Shi-Shonen、フェアチャイルド)(仮)
(SPECIALライヴ)
辻陸詞(ex.詩人の血)+荒木類(ECHOFLEX)+平見文生(ex.ラブ・タンバリンズ)+佐藤清喜(microstar)
《ハンマーレーベルサンプラーCDを来場者全員にプレゼント》


■開催日:2009年11月11日(水曜日) 
■開場:18:30 開演:19:30(〜22:30終了予定)
■会場:新宿ロフトプラスワン 新宿区歌舞伎町1-14-7林ビルB2(TEL 03-3205-6864)
■チケット:前売:1500円 当日:1800円(飲食別)
(予約はロフトプラスワンHP=http://www.loft-prj.co.jp/PLUSONE/にて受付中)


※ヴィヴィド・サウンド、ブリッジ、ソニー・ミュージックダイレクトのCD物販も開催。
※撮影、録音不可につき、ご了承ください。

(主な上映ビデオ)
プラスチックスヒカシューP-MODELYMO細野晴臣坂本龍一高橋幸宏F.O.E./ザ・ビートニクス/矢野顕子加藤和彦遠藤賢司近田春夫 & BEEF/近田春夫とビブラトーンズ/プレジデントBPM/EX/PINK/東京ブラボー/一風堂ムーンライダーズジューシィ・フルーツ/チャクラ/はにわちゃん/イミテーション/8 1/2リザード/沙羅/TPO/ヴァージンVS/サンディ&ザ・ザンセッツ/戸川純ヤプーズコシミハルピチカート・ファイヴPSY・S/ザ・ナンバーワン・バンド/立花ハジメ/MELON/ショコラータ/フィルムス/SPY/Shi-Shonen/アーバン・ダンス/ラジカルTV/有頂天/ポータブル・ロック/ナイス・ミュージック etc.(予定)


 内容は、3時間ぶっ通しで珍しいテクノポップ、ニュー・ウェーヴ系のレア映像をお客さんといっしょに観ながら、DVDの副音声よろしく、テクノポップ通のゲストと場外乱闘トークを繰り広げるというもの。ワタシごときの無名人のイベントを、ロフトプラスワンでやらせていただけるなんて、まさにケガの功名というところでありまして、であればお客さんの期待は裏切れない。我が家の倉庫やギョーカイの知人の伝手で集めた、門外不出の秘蔵映像、秘蔵音源の数々を、惜しみなくドドドーンと大公開する。とりあえず現在、ゲスト・パネラーとしてワタシが私淑している、大物マンガ家の江口寿史先生の出演が決定! ほか、元々同日のイベントに組み込まれていた、森達彦氏主催のハンマーレーベル・SPECIALライヴの面々にはそのままご参加いただき、この日限りの編成で新曲を初披露。レーベルからは来場者全員に、スペシャルCDプレゼントという大盤振る舞いでおもてなしさせていただく。これで1800円なら高くない! 「絶対行きたい」という方々は、ロフトプラスワンHPより前売り料金で予約受付中なので、ぜひ前もって予約してご来場いただきたい。
 ちなみにこのイベント、今から17年前に小生の主催で、今はなき渋谷インクスティックDJバーで開催されていたレギュラーイベント「史上最大のテクノポップDJパーティー」の、いわば一夜限りの復活版。同シリーズはクラブ黎明期に、まだ珍しかったDJ形式で行われたものだったが、今復活させるならやっぱりトークライヴ形式だろうと思いもあり、期せずしてそのメッカ的な箱でできることになったのを幸運に思う。記念すべきシリーズ第一回(91年12月)にご登場いただいた、マンガ家の江口寿史先生が今回もトークゲストとして再登場。急なオファーを快諾いただいたことに、深く感謝しておりまする。また、現在交渉中のもう一人のゲストとして、我が心の師匠、戸田誠司氏にオファー。ご本人にはOKをいただいているのだが、その日東京に戻れるかどうかがギリギリでして、とりあえずご本人の了解をいただいて、チラシには(仮)ということで名前を入れさせていただいた。出演可能かどうか正式な返事は週明けになるとのことなので、わかり次第当ブログで報告させていただく、
 実はこのビデオコンサート形式というのも、シリーズ番外編として、92年4月に渋谷Jam-Sidというホールでやったイベントの再現である。昔、公会堂やレコード店店頭などでPRイベントとして行われていた「フィルムコンサート」を模して、レコード会社の知人のご厚意でお借りしたレア映像を数珠つなぎにして紹介した2時間のプログラムは、まだYouTubeニコニコ動画もない時代だったこともあり大盛況であった。そのときに集めた映像の大半は、いまだ動画共有サイトでも見れない貴重なものばかり。実は昨年、スペースシャワーTVのテクノポップ2時間特番をワタシが監修させていただいた折りに、心当たりのあった映像の再貸し出しをオファーしていたのだが、なななんと、18年前に借りた素材の大半がすでにレコード会社では処分済み。いくつもライヴ映像をお借りした某映像制作会社も、今はなくなってしまった。そういう意味で、今回のビデオ上映は92年からタイムスリップしてきたような、貴重なものばかりだろう。現在も映像素材は引き続き探索中だが、できるだけYouTubeニコニコ動画などでは見れないものを厳選してお送りする予定なので、期待してご参加いただきたい。ちなみに、イベントの副題「がんばれ!ピンチヒッターショー」とは、かつて人気の全盛期にあった『欽ドン』が半年の休暇に入るために、そのつなぎ番組として伊東四朗が半年間受け持った伝説の番組のもじり。ピンチをチャンスに変えることこそ、ワタシの信条でありまして、そんな昭和の香りを漂わせる副題とともに、あの時代へのタイムスリップ感覚を味わっていただければ本望である。
 イベント当日までわずか20日しかないため、宣伝ガムバラねば! ご興味を持っていただいた方がおられましたら、ぜひぜひブログなどで告知協力いただけると幸いである。さらなるイベント詳細が見えてきたら、改めてここで紹介させていただくので、続報を待て!



 明日より、ロフトプラスワンほかで配布予定の、イベントのチラシ。ちなみにPerfumeは出演しませんのであしからず。